東洋医学では、体に触れて不調を探る切診というものがあります。
脈を診て不調を探る脈診、それにお腹に触れて探る腹診です。
● 脈診について
私がこの脈診に興味を持ったのは、当院の不妊施術の中で、妊娠しているかいないかの判断にとても役立つからなのです。
妊娠しているのに気が付かないで、お腹の施術や脚のツボなどを刺激すると、流産してしまう可能性があるのです。
ですから、脈診をしてから施術することにしています。
脈の深さ、緊張、回数などから病気を把握することができるのです。
これは東洋医学で言う「気」「血」の通り道である脈を調べることで、気血のバランスや病気の状態、
抵抗力の強さなどがわかるというものです。

妊娠すると脈は、それまでと違って力強く、そして早くなりますので、触れてみるとはっきりすぐわかります。
ほんとうにからだって不思議です。
女性は自分の普段の脈を知っておくことも必要です。脈でいろんなことがわかります。