ふくらはぎが痛いので診てもらえないかとのことで、来院された方がいました。ふくらはぎが痛い方は初めて、患者さんも病院にはよく行くが、整体は初めてで、とても不安そうにしていました。話を聞いてみると、膝の裏側から下のふくらはぎがとても痛いとのこと。
「膝の痛みが原因ですね」と説明すると「え?!」とすごく驚かれました。」
膝が痛い時は、いつも前側が痛く、今回はふくらはぎが痛かったので、まさか膝が悪いとは思わなかったとのこと。

観 察

あおむけに寝てもらう。右足の開きが大きいことがわかりました。
このような状態は、まず股関節に問題があります。
次に腰椎を確認。右の2番に変異が見られ、腰椎5番には問題無し(膝が悪い人は腰椎5番に変異があることが多い)。
脚に関しては腓骨、立方骨の下りが見られ、完全に重心が外側にズレている状態。

施 術

  1. 腓骨と脛骨の下りを調整
  2. 重心を整えるため、外・内くるぶしの調整(約5分)
  3. 距骨と舟状骨で仙腸関節の調整(ただ触れているだけで重心が揃います)
  4. 手の指に触れ、股関節の調整(約2分)
  5. 脚の中指を刺激して筋膜調整
  6. 膝の皿回し
  7. テーピング

施術後、立って歩いてもらうとほとんど痛みは無くなったとのこと。
階段の上り下りが辛かったとのことで、実際に試していただくと、まだ少し痛みがあるようでしたので、手の小指の第二関節の痛い部分を20秒ほど押して、撫でてあげ調整しました。再度試していただくと、痛みは取れたようでした。

来院された時はとても難しい顔をしていたので、笑顔で帰られてほっとしました。