整体院で、ムチウチ症を簡単に治すようなことを書いているホームページを見かけます。

「全身をもみほぐしたり、関節を矯正したりして直す」と述べていますが・・・全くムチウチ症をわかっていません。
確かに関節の矯正や筋肉のもみほぐしも大切ですが、そんなことでは良くなりません。関節を矯正し筋肉を緩めると、確かにその日一日は快適に過ごせますが、次の日にはまた同じくらい辛い日々が続きます。
私自身も経験がありますが、ムチウチ症の方には、施術後「本当に良くなりました!」と感謝されますが、現実は違います。次の日からまた同じ症状がでますので、二度と来院しません。感謝されたことで、ムチウチ症を直せたと勘違いをしてしまいますが、大半のムチウチ症の方は悩み続けているのが現実です。

このムチウチ症を克服するには相当苦労しましたが、5〜6年前にやっとムチウチ症の現実がわかったのです。
それは、ムチウチ症になった方が、車のハンドルを握っていたか、いなかったかで、直り方が決まるということです。

ハンドルを握っていなかった方は、全身をもみほぐしたり、関節を矯正したりする方法で直りますが、ハンドルを握っていた方は大変難しい。それは何故か。

ハンドルを握っている状態では、前腕の橈骨と尺骨の間にある白い筋肉に強い力がかかります。それと同時に橈骨と尺骨が開きすぎてしまうのです。この白い筋肉と橈骨と尺骨の調整をしない限り、ムチウチ症の問題は解決できません。

ホームページで簡単に直せるなどと書いているのは、ムチウチ症の真実を知らない整体師だと思います。

具体的な施術方法は、後日アップします。