頭痛でお悩みの方が良く来院されます。
頭痛にはいろんなタイプがありますが、一番危険な頭痛は頭の中で起こる痛みです。このような場合、民間療法ではどうにもなりませんので、病院で検査が必要です。頭痛全体の10%にも満たないケースですが、一刻の猶予もありません。病名としては、脳卒中、脳血管障害、くも膜下出血などが挙げられます。

頭痛の中で最も多いのが、筋肉のコリと硬さによる「緊張性頭痛」です。いわゆる”コリ頭痛”です。
肩こり、首こりがひどくなると頭痛が出てきます。首には7つの骨があり(頚椎)この7つの頚椎のうち1つでもズレると首こりが始まり、頭痛を引き起こす場合があります。首からの頭痛は後頭部から側頭部(頭の後ろから横)に起きます。人によっては歯がうずいたり、鼻がつまったり、目の奥が痛くなったりします。頚椎の中でも動きやすいのが、頸椎2番ですが、頸椎1番がズレると厄介です。直接頭蓋骨の真ん中あたりの脳の真下で後頭骨と関節を作っていますので後頭骨のゆがみと合わせて、神経障害、パニック障害、不眠症、思考力・判断力・集中力の低下、五感にも影響を与えます。
頚椎が捻じれることで、首の関節が硬くなると筋肉の中を通っている神経が圧迫され痛みを起こすこともあります。
コリ頭痛は頭痛全体の約80%を占めます。治し方の一番の近道は頚椎と頭蓋骨の捩れを取ること。この捩れを取らなければ、いくらマッサージしても解決しません。このように捩れてしまう原因は・・・「腕の捻じれ」です。腕の捻じれが慢性化して頚椎を引っ張り頭を歪ませ、頭痛が起きるのです。