先日来院された50代の方
足の歪みがいちじるしく、調整にすごく苦労しました。
「これだけこじれているのは、余程これまでの人生辛かったんじゃないですか
いろんなこと我慢してきたんじゃないですか」と私が感じたままを言うと
それまでニコニコしていたお客様が、急にボロボロと涙を流されて
「ハイ、すごく辛かったです」とだけおっしゃって、その後もずっと涙を流していました。
足の歪みによる不調を抱えていた頃に、同時にとても辛い思い出をその場に閉じ込めていたと思われます。
昔の古傷にはよくこのように辛い思い出が閉じ込められていることがあるのです。
そういう時は調整している時に、その方がこらえていた「しんどさ」が不思議と手に伝わってきます。
閉じ込められていた辛い思い出が解放されることによって、少しでも身体が良くなって
今後もっと心のつかえから解放されていってほしいなあと願わずにはいられません。