2日間にわたって、直せない患者さんを長期的に通院させるのはいかがなものか・・・
というタイトルでお話をしましたが、実はこの話は自分自身にも言い聞かせているものです。
当院に通院している30代の方、今まで毎週来ていただきました。
来院されるたびに「どうですか?」と聞いても
「全然変わりません」と言われ、すごく悩んでいました。
来院するたびに全身全霊の施術で時間をかけ丁寧にやっても、ひとつも良くならないと・・・
ほんの少しでも良くなっている兆しが見えれば、そこを突破口としてアタックできるんですが
どこから手をつけていいかわからなくなってしまいました。
せっかく当院を頼りに来てくれた方に
「私の腕ではあなた様を改善させるのは無理のようです」と言うのは辛かったんですが
直せないのに来ていただくことは、時間もお金も労力も無駄になってしまいます。
この方に「からだが変わらないのはなぜなのでしょう」と聞かれましたので
「これだけいろんなことをやっても変わらないのは、心の問題があるからかもしれません」と答えました。
今までいろんなことがありすぎて、心にブロックがかかっているのではないでしょうかと話しましたが
私自身にもよくわからない状態です。
こういうふうに白旗を上げてしまいますと、しばらくの間立ち上がるまで時間がかかります。