変化は人によって違いますが、どの人にも共通した様式があります。

その様式とは「復元力」です。術者はこの復元力を知らずにいくら頑張って施術しても、施術者の思い通りにはなりません。
時には、なんとか動かそうと力をかけ、別の場所がおかしくなり変な具合になったりすることがあります。どうしても直そうと変な意識が働くと良い方向にはいきませんので、どっしり構えて相手の体が自然に変化していくことを信じ施術することが大切です。
人間の体には、うまく動く方向に変化したいという自然の欲求(復元力)が備わっていると考えて間違いないでしょう。
今までいろんな方を施術してきて感じることは、この「復元力」がすぐに大きく出る方と、なかなか出ない方がいるということです。この差は何か…少しわかったことは、術者と受け手の信頼関係が築かれ、互いに「共鳴」しあっている時に大きく変化するということです。
この共鳴こそが、これからセラピストには絶対に必要です。
信頼関係を築くには、色んな勉強が必要です。それと同時に、どっしり構えて受け手の体がどのように変化するかを見る目も養っていかなければなりません。

今年は、信頼関係が築けるセラピストを目指します。