自然界を生きる動物たちは、生き延びるためにストレスを受けますが
人間に飼われている動物もまた、違った意味でストレスを抱えてしまうようです。
それでも犬や猫といった動物は、基本的には嫌なことを避けて通ります。
私達人間も嫌なことを避けながら生きていければよいのですが、なかなかそううまくいきません。
寝たいときに寝て、走りたいときに走れるような生活を送れる人はほんの一握りです。
それどころか、食べる時間もトイレに行く時間も、
寝る時間さえ自分の都合にあわせられない人もいるくらいです。
人は多くのものに影響を受け、多くのものに支配されています。
生活が便利になったのは良いことですが、時間に縛られ
テレビやパソコンに貴重な時間を奪われ
歩くことをはじめとする身体を動かす行為が確実に減っています。
地方や田舎に住む人々の生活が車社会になり、歩くことがめっきり減ってきています。
私自身もそうですが、車で通勤していることもあって、殆ど歩いていません。
環境によっては意識して歩く時間を作らない限り、なかなか歩けません。
テレビや雑誌などでは健康情報が氾濫していますから、
頭ではわかっているはずですが、なかなか一歩が踏み出せないようです。
健康雑誌を見ると、一日○歩歩かなくてはいけないとか、○分歩かなくてはいけないとか
必ずと言っていいほど時間や歩数がついて回る訳です。
赤ちゃんや子供の頃は楽しいからからだを動かしていますが
大人になってくると知識や経験が邪魔して、子供の頃の楽しい事を忘れてきますので
意識して自分のからだを動かすことが必要です。
いつでもどこでも気が向いたら毎日続けることです。
しかも楽しんでやることです。
日頃から気持ち良さを感じていると、からだが発してくる痛みや疲れ
ハリといった違和感を、からだのアンバランスのサインと感じ取れるのですが
忙しい現代の私達は、それを見過ごしがちです。
そして気づいた時には深刻な状態になってしまっている人が多いです。
そうなる前に軽減してあげれば、大事にならずに済むのですが
「これは大変だ」となってから初めて、どうしようかと考えるから
良くなるのに時間がかかったり、いつまでも引きずったりすることになってしまうんですね。
そうならないためには日頃からからだと対話することです。
健康になるためには、自分のからだを変えていくことが必要です。
少しづつでもいいですから運動していきましょうね。