先日来院された、くつ下が回ってかかと部分がズレて大変だと言う方に
「どうしてこのようになりますか?」と質問されました。
くつ下がズレるのは、かかとが歪んでいるからです。
かかとが内側に歪んでいるから、歩いているうちに歪んだ足の形にあわせてくつ下が回転するんです。
ですからかかとを直せば、くつ下は回らなくなります。
かかとをまっすぐにしたらいいとは言うものの、
なぜかかとが歪むのかわかっていなかったら、まっすぐにはできません
かかとをまっすぐにしてそのまま持って足首をグルグル回しても、かかとはまっすぐになりませんからね。
かかとが歪む原因は足にはありません。
ではかかとが歪む原因はどこにあるかと言いますと、それは手の親指にあるんですよ。
「そんなことある訳ないだろう」と言われそうですが
身体って全身がつながって(連動)バランスを保っているので、そういうことが起こるんです。
具体的には手の親指が内側に入る、つまり物をつかむ形になると
かかとも内側に歪んできます。
歪んでくるというより、そうやって身体のバランスを保っているんです。
通常は手の親指が元の位置に戻ることで、かかともますぐに戻るのですが
日常的に手を握る動作が多くなると、親指が内側に固定されてしまい、かかとも歪んだままになるので
歩いているうちにくつ下がズレたり回ったりすることになります。
くつ下がズレる人は手の親指を開いてください。
何回か続けてやっていると、くつ下がズレなくなりますよ。