いつも来院する患者さんの中で、「肩は上がるけれど上がりきらない、耳に肘がつかない」と訴える方がいます。
このような患者さんに、昔は肩をマッサージしたり揉んでいましたが、現在は違う方法で施術を行っています。

【観 察】

  • 上がらない肩の反対の足首が捻れていないか
  • 同側の膝が捻れていないか
  • 骨盤が回旋していないか
  • 肩の位置が前脱していないか
  • 頭蓋骨、顔面骨が患部に方向に捻れていないか
  • 手首の位置は正常か
  • 肘は捻れていないか
  • 頚椎の変位はないか

このようなことを確認し調整することで、肩・腕が上がるようになります。
肩が上がらないのは肩が悪いのではなく、体の歪み(ひずみ)が原因で、結果、症状として出ていることが多いのです。
患部だけにとどまらず、広い視野でそれを見極めることが大切です。