最近、子供さんが多く来院されています。
その中でも側弯症の子供さんが増えています。
学校の検診で背骨が少しでも歪んでいると「側弯症」と診断されるようです。
発症しやすいのは10歳以上の思春期の子供さんです。
なぜ側弯症になるのかはわからない事が多いですね。
側弯症になると、背骨で身体が支えられなくなるので、
代わりに筋肉に力が入った状態が続き、疲れやすくなります。
ですから他の子供さんより体力がないように見えます。
立ったり座ったりしているだけでもかなりの筋肉を使っているので
疲れやすいのは仕方ないんでしょうね。
側弯症で来院された子供さんの身体の歪みを調べてみると
多くの子供さんに共通するのが頭蓋骨(頭)の歪みです。
頭がどう歪んでいるかを説明するのは難しいので省きますが
簡単に言うと、頭の中心がズレている感じで凸凹しています。
頭の歪みと背骨の歪みは関係なさそうですが
人間に限らず動物は頭の先から尾骨までつながって動いているので
無関係ではないんですよ。
ですから頭の歪みはそのまま背骨の歪みになるんです。
頭の歪みを整えることで側弯症の改善にも効果があります。
先日来院された女の子も頭を調整したところ、側弯症が改善しました。
その女の子のお母さんは、念のため病院に連れて行って再検査を受けたそうですが
「側弯症は直っている」とビックリされたそうです。