食いしばりで悩んでいる方が来院されました。
食いしばりとは寝ている時に顎にグッと力が入っている状態を言います。
本人は寝ているので意識はありませんが、朝起きると顎がダルくなったり
痛くなったりします。
人によっては歯が欠けたり減ったりしますので、結構大変です。
ほとんどの方は歯医者さんに行って、マウスピースを作ってもらって対処しているようですが
いつまでたっても改善しないのが現状です。
この食いしばりは多くの方は「ストレス」が原因と言っていますが、果たしてそうでしょうか。
私もストレスが原因の一端であることは否定しませんが、
整体師の観点からすると、別の問題が大きな比重を占めていると思っています。
その原因を簡単に言いますと、頭蓋骨が下がって顎関節がつまっているからです。
なぜ頭蓋骨が下がるかというと姿勢が悪いから、猫背になって下ばかり向いているからです。
頭蓋骨が下がって頚椎の歪みが発生すると、顎関節がつまって歯に力が入り食いしばりとなってしまいます。
最近はスマホを見る時間が長くなって、どうしても下ばかり向いていることが多くなったので
食いしばりの方が増えています。
歯医者さんに行っていくら治療しても改善しないのは
マウスピースの対処療法だけだからです。
原因となる頭蓋骨・頚椎・顎関節の歪みを調整しないと、根本的な解決にはなりません。
食いしばりの方の施術はほんとうにむずかしいです。
1~2回で改善させることは無理、5~6回来院していただかないと改善させることはできません。
なんでもそうですが、早めに直すことです。
早いうちですと(軽症)簡単に改善させることができますが、
重症になってしまうと手遅れになりますよ。
☆食いしばりの方を施術してきてわかったことがあります。
「不定愁訴」の方がこの食いしばりで苦しんでいる方が多いのにはびっくりします。
若い方でもこの食いしばりで悩んでいる方は将来不定愁訴になる可能性が大ですよ~
早く直しましょうね!!