最近、60代の方から質問をされました。
「どうして寝ているとからだが硬くなって、起きる時に痛いのか?
若い頃はそんなことなかったのに・・・」といった内容です。
それに対して私はこのようにお答えしました。
人間の細胞は全て振動していて、生まれてから死ぬまで止まることはありません。
血管の細胞も振動しており、その振動によって血液も送られ
脳や全身の神経・内臓・筋肉など全ての状態が保たれています。
その振動は赤ちゃんの時が最も活発ですが、年齢とともに血管の振動が鈍化してくるので
血液を送る力が弱ってきます。(亡くなった人は血液が流れなくなるので、細胞の振動が止まります)
普段起きている時は、筋肉を動かすことで血液をポンプのように送り出していますが
寝ている時は殆ど筋肉を使わないので、細胞の振動のみによって血液の送り出しとなります。
年齢を重ねると、細胞の振動数が徐々に低下していくために
若い頃に比べると、寝ている時の血液循環がゆっくりとなり
細胞に水分や栄養や酸素が少しづつしか行かなくなってしまいます。
そのため、からだが自然と硬くなってしまい、硬い筋肉を動かす時には
簡単に伸び縮みしないので強い負荷がかかり
それが神経を刺激して痛みが出ることがあります。
ですから朝起き上がる時や寝返りの時に痛みが出るのは
そういうからだの仕組みがあるからだと答えました。
寝ていて起きる時、布団の上で軽い体操をすることも必要ですし
日中などは散歩をしたり、軽い運動をするだけでも解決すると思います。