例えば腰が痛かったり膝が痛かったりしても、命にかかわることはありませんが、
肋骨周りは内臓が集中していますので、いろいろな病気が発生することがあります。
心臓疾患・肺ガン・乳ガンなど命取りになる疾患が肋骨周りから生じます。
他には肺と横隔膜の関係で、小児喘息や一般喘息など呼吸(肺)に関する病気も
ほとんどが肋骨周りから影響を受けています。
● なぜ肋骨が歪むのか
皆さんは寝る時どういう姿勢で寝ていますか?
ほとんどの方(約80%)が「横寝」です。
あとの15%くらいがあおむけで寝ています。
あおむけで寝ている方は肋骨の歪みはほとんどありませんが、
肋骨が歪む方は「横寝」をしています。
横寝をすると肋骨が押されます。
押される位置で肋骨の歪みが変わりますので、横寝をする時は腕を横に出して寝れば問題ありませんが
ほとんどの方がどうしても腕が中に入って寝ています。
それだけで肩が歪んでしまったり、鎖骨が歪んだりします。(鎖骨の歪みの強い方は肺ガンになりやすい)
肋骨が歪んでズレると内臓に負荷がかかってしまいます。
右側の肋骨が歪んでいる方はあまり心配はいりませんが、問題は左側の肋骨の歪みです。
人間のからだの左側には重要な臓器、肺・心臓・胃・腎臓などがあります。
ですから左側の肋骨が歪むと臓器に負担がかかり、
血流が悪くなって重篤な病気にすすんでいくこともありますので、気を付けてくださいね。
自分の肋骨が歪んでいるか調べる方法お話します。
まず左腕を上げて右手で脇の下から肋骨まで押しながら(強い力はだめですよ)触れていってみてください。
もし痛いところや腫れがあったら要注意ですよ。
右側を確認する時は右腕を上げ、左手で脇の下から肋骨にかけて触れてみてください。
右側が少しくらいの痛さだったら心配いりませんが、激痛でしたらすぐ当院へお越しください。
肋骨の歪みを直すのは簡単です。