日本では昔から「お天道様が見ているから真っ当に生きなさいよ」と言われています。
神様は何でもお見通しです。
やったことや言ったことはもちろん、考えていることも全てお見通しです。
この「お天道様」っていったい誰でしょうか?
太陽でしょうか?それともこの世を作った神様でしょうか?
私は「お天道様」とは自分の中にいる「本当の自分」のことだと思っています。
本当の自分とは私が思っていることも、自分が言ったことも又やったことも全て知っています。
本当の自分は決して裁かないし、価値判断もしませんし、褒美や罰も与えません。
本当の自分はただ私達の思考や行為に対して、
それが愛か愛でないかをフィーリングを通して教えてくれます。
例えば私達の思考や行為が愛から遠い時は胸が痛くなります。
後悔や自己嫌悪にさいなまれたり、やるせない気持ちになります。
逆に愛に近い時は胸が温かくなったり、身も心も軽くなったり、健やかな気分になります。
本当の自分から届くそれらのフィーリング(メッセージ)を無視し続けると
その声は徐々に小さくなり、やがて聞こえなくなっていきます。
仮にそうなったとしても、私達の中から本当の自分が消えるわけではありません。
いつでも私達が「愛に戻ろう」と思いさえすれば、本当の自分の声が聞こえるようになります。
長年この仕事を続けていると、自分の声「いつも初心者のように誠心誠意をつくそう」を忘れ
自信過剰になったり、傲慢になったりすることがあります。
そんな時は「お天道様」のことをすっかり忘れている時があります。
でもなぜか必ずと言ってもいいくらい「お天道様」という言葉が頭に浮かんでくるのです。
それによって身も心も引き締まり、再度頑張ることができます。
この整体の仕事を23年間疲れも知らずに元気にやれるのは
この「お天道様」のおかげだと思っています。