毎日ずっと下腹部が痛むという70代の方が来院されました。
病院に行って検査を受け「異常ナシ」と言われたそうですが、
立って動いた時に特に痛み、胃も痛く食欲もないとのこと(一カ月以上この状態が続いている)
どのように施術したらいいか少し悩みましたが
まずは頭蓋骨を使っての内臓調整と気の施療(手を当てる)でやってみようと決心して始める事に・・・
内臓調整を終えてからはどこかを意識的に調整して直すというのではなく
自分の手が感じるままに、ただただ無心に「手」を当て続けました。
50分くらいの施療を終えベットに座っていただくと、
曲がっていた背中が、自然と楽に伸びるようになっていて
「下腹部の痛みがずいぶん楽になりました」とすごく喜んでいただきました。
その3日後に来られた時には下腹部の痛みはすっかり消えて、
残っているのは胃と背中の痛みだけでしたので
また前回と同じように手を当てることを中心に施療しました。
「手を当てる」
この施療は相手に対する愛情があれば誰にでもできます。
こつは自己犠牲をしないこと、自分の心身が辛い時やしんどい姿勢でずっとやり続けないことです。
両手でやってもいいし右手だけでやってもいいです。
治そうという意図を持たず、治らなかったら・・・という怖れも捨てて
頭を空っぽにして(無心)手を当てるだけです。