皆さんは「モートン病」という名前を知っていますか?
足の指の病気です。
それぞれ個人差はありますが、足の第2~第4指間のシビレや疼痛・灼熱痛などの多彩な神経症状が
歩くたびに出て大変つらい病気です。
原因は歩いている時やハイヒールなどを履いている時に
足の指の付け根に圧迫が生じて、痛みやシビレが出現すると言われています。
このモートン病はこの疾患を発見した「トーマスモートン」という名前から使われるようになったそうです。
実は先日当院に来院された40代の方、足が痛くて病院に行ったところ「モートン病」と診断され
しばらく通院していたそうですが、良くならず
今度は整骨院に2ヶ月くらい通院したそうですが、ここでも思うように良くならず困っている時に
友人に紹介されて当院にいらっしゃいました。
この方をいろいろ観察してみると、頭蓋骨・頚椎・骨盤が歪んでいます。
施術としてはこれらの歪みを調整してから足へ・・・
まず脛骨・腓骨をみてみると、腓骨が下方にズレています。
足首・立方骨・距骨・舟状骨・中足骨が歪んでいて、その中でも中足骨がビックリするほど下がっていました。
これらをひとつひとつ修正してからテーピングをして、立ってみてもらったところ
こんなにまっすぐ立てるようになったのは久しぶり、それにモートン病の3~4指も全然痛くないと
とても喜んでいただきました。
良い施術ができて良かったと心から思える瞬間でした。
モートン病に対しての私の考えについて述べてみます。
病院とか整骨院では足の指に負担がかかるからと言っていますが
実はそうではなく、私は足の指を使っていない生活をしているのが原因ではないかととらえています。
小さい頃から歩き方に癖があって、足指を使わないでいる生活をしていると、足の関節が歪みます。
その中でも中足骨が下方に下がってしまうことによって、痛みやシビレなどが出てくるのです。
立方骨と中足骨を正しい位置に戻すことで、このモートン病は簡単に改善できますが
指を使わない生活をしているとまた痛くなったりシビレたりしてきます。
自分で直すには足指を使うことを心掛けること
それには「ぞうり」などを履くこともひとつの選択肢です。(スリッパ代わりに)