横隔膜には3つの孔があいています。
それは食道・大動脈・大静脈が通る孔です。
そのうちのひとつ大動脈が通る孔には胸管という太いリンパ管も一緒に通っています。
そして横隔膜のすぐ下(腰椎2番の前)には
乳び槽と言う内臓や下半身からのリンパ液が集まる大きなふくらみがあります。
そこからリンパの流れは胸管を通って横隔膜を突き抜けて上にのぼり
左の鎖骨の裏側にある静脈角という地点で静脈に合流します。
このように横隔膜はリンパと深く関係しているので、
横隔膜が硬くなると、リンパの流れも悪くなります。
動脈と静脈には「心臓」というパワフルなポンプがありますが
リンパには心臓のような固有のポンプは存在しません。
筋肉を収縮させることがリンパの流れを促してくれています。
特に重要なのが横隔膜と腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)です。
つまり、リンパの流れを良くするには
① 深く呼吸すること・腹式呼吸を心掛ける
② ふくらはぎの筋肉を動かす
これらを毎日続けることで「浮腫」は相当改善できます。
ふくらはぎの筋肉は立って踵を上げ下げすると動きます。
10~30回踵の上げ下げをすると、リンパの流れがよくなります。
血栓もできにくくなるので、心臓や脳の梗塞予防になります。
私は毎日踵の上げ下げをやっています。
そのせいか血圧も安定しています。
あとはリラックスして深呼吸「ス~ハ~」「ス~ハ~」
簡単ですよね。
一日のうちに何度かそういう時間を持ちましょう。
たったそれだけで身体は喜びますよ。