先日訪れた40代後半の方、股関節が痛いということでした。
いろいろなところを観察しながら施術をしてみても、一向に良くなりません。
少しあせりながらやっていました。30分以上、観察と施術を繰り返してみても痛みは取れませんでした。
そこで、股関節が痛くなる前にどこか痛くなったところがないか聞いてみると、「左肩がすごく痛くなった」
とうったえたので、左の肩関節を診てみると、異常な歪みがありました。
その時ふと思い出したのが「対角操法」でした。
どうしても悪い側ばかり診がちですが、体の反対側に問題があって症状が発生する場合があるので、
そこのところもしっかり診ることが必要です。
左側の肩関節と上腕二頭筋、上腕三頭筋の調整をしたところ股関節の痛みはなくなっていました。
(不思議そうな顔をしていました)
股関節の痛みの原因
骨盤の捻じれ
恥骨、尾骨の歪み
お腹の大腰筋、腸骨筋の硬結
足(距骨と踵骨)の歪み
これらの歪みを観察し調整していくと殆ど改善しますが、
これで解決しなかったら、肩関節も診て調整していきますと解決します。
久々の対角操法でした。体の観察だけでは解決しなかったと思います。
クライアントさんの話からもヒントを得ることがあるので、いろいろ聞いてみましょう。