60歳の女性
一カ月くらい前に急に首、肩、腕、手の痛みとシビレがでて、日常生活にも支障が出るほど辛かったので
病院に行ったところ、首の神経痛と言われ、湿布と痛み止めの薬を処方されたそうですが、
少しも良くならず、また別の病院へ・・・
そこでも薬だけだったので、友人に相談し当院をすすめられて来院。
まずは観察、左側の頚椎1・2・3番の変位、それと後頭骨の歪みがありました。
原因がわかると直すのは簡単です。
この方のように固定されている歪みは、殆どが寝方が原因です。
聞いてみるとやはり若い頃からずっと、うつぶせ寝だそうです。
施術としては、まず腕の捻じれをとり、次は頚椎1・2・3番の矯正、そして後頭骨の歪みを修正して
ベットから降りてもらい、首、肩、腕、手をいろいろ動かしてもらうと
「あんなに痛くてシビレていたのが嘘のようにとれた」と喜んでいただきました。
「なぜこういう風になったんですか」と聞かれたので、一番の原因はうつぶせ寝
長い間うつぶせで寝ていたシワ寄せが、いっきに現れたことを説明し
「大変でしょうが、今後なるべくうつぶせで寝ないようにしてください」と言って終了しました。
こういう方は長年の癖で、あおむけや横向きに寝ることは、なかなかできません。
少し自分でも努力しないと、またうつぶせ寝をすると戻ります。
最近子供さんの体調不良の方が来院されます。
頚椎1・2番の歪みと後頭骨の歪みがひどい子供さんのお母さんに話を聞いてみると
殆どの子供さんがうつぶせ寝だそうです。
このままうつぶせ寝を続けていると、成長とともに固定されてしまい大変なことになります。
自分の子供さんがこういう寝方をしているようでしたら、早めに直してあげるべきです。
ハッキリ言いますが、これは親の責任です。
うつぶせ寝の方が自律神経のバランスを崩し、うつ、パニック症などの問題を抱えている方が多いのです。