近年、小学生以下の小さな子供さんが、大人と同じように
頭痛や肩コリ、腰痛などをうったえることが珍しくなくなりました。
当院には難治性の問題を抱えた子供さんもいらっしゃいます。
子供達のからだを拝見しますと、
大人のように、あるいは大人以上に歪んでいる子供さんの多い事にびっくりします。
この低年齢化に関して追求していけば、勉強、遊び、スポーツ、食事、住環境、スピード化、姿勢など
様々な要因があり、価値観や社会の在り方にまで話は及んでいきます。
まあ、これは社会問題のひとつとは考えていますが・・・
まずは一人の整体師として、ご縁のあった子供さんに、全力で取り組んでいくだけですが
今の親御さんたちは、すぐに結論を出したがる方が多く、
早く良くなって欲しいと言う気持ちはわかりますが、そう簡単にはいかないのが実情です。
特に難治性の問題を抱えた子供さんは、時間がかかります。
頭蓋骨や頚椎(首)、脊柱(背骨)などの修正は、ひとつひとつ毎回調整していかなければなりません。
半年から一年くらいかけて、やっと少しづつ良くなっていくのが現状です。
しかし、そこのところをいくら説明してもわからない親御さんがいて
2~3回で判断して、もう連れてこなくなってしまう方もいます。
そんな親を持った子供さんはほんとうに可哀想です。
子供のからだを良くするのも悪くするのも、親の責任です。
でも逆に頭の下がる思いの親御さんもいます。
今のうちに直したいと言う気持ちが強く感じられ、自分の子供さんのことをよく観察し
私に逐一説明してくれます。こんな方ばかりだといいんですが・・・
一言だけ言いたい!!
「子供の不調は成長につれて直っていくだろう」と安易に考えているお母さん
そんなことはありませんよ、成長とともに不調になっていきますから
子供のうちに、しっかり直すことが大切ですよ。