AMH(抗ミュラー管ホルモン)とは発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで
女性の卵巣予備機能を知る指数になると考えられています。
卵巣の中には生まれつきたくさんの原始卵胞があり、初経の頃から原始卵胞が活発化し
発育卵胞→前胞状卵胞→胞状卵胞→熟成卵胞と成熟し、約190日かかって排卵します。
AMHは前胞状卵胞から分泌されるホルモンで、その測定値と発育卵胞の数は相関します。
したがってAMH濃度を測定することによって、残存する卵胞の数を測定し
卵巣年齢が何歳くらいか推定することができます。
AMHの測定は最も早く正確に、卵巣予備機能の低下を感知できる検査と考えられます。
30代でもAMHの値が少ない方もいますが、低いからと言って妊娠できないということではありませんが
私は「40歳すぎたら一度は調べてもらって」と言っています。
この数値でその方の卵巣年齢がわかりますので、一応参考にしています。