昨日の続き
例えば目の前にチャンスが転がっていた時、それをつかむのは実にむずかしい
なぜだと思いますか?
人間、利益や出世がかかっているならばなおさらです。
ではなぜチャンスを見逃してしまうのか・・・
いろいろな理由があると思いますが
一番は「力が入ってしまう」からです。
そして二番目は「欲をかく」からです。
ここ一番という時には無意識にググッと力が入ります。
「よしやるぞ」という時に、グニャグニャしたりヘラヘラしている人を見たことがあるだろうか
殆どの人がだいたいこぶしに力を込めて臨戦態勢を決め込んでいます。
例えばゴルファーがここ一番優勝がかかっているパットを打つ時
いつもなら軽く決められるのに、賞金何千万円とか優勝したら車がもらえるとか
そんなことがチラッと頭をかすめて、いつもは入らないようなところに力が入ってしまいます。
そう、力が入ってはダメなのです。
気の修業とチャンスをつかむ修業は、どちらも力を抜くというところが一緒だと思います。
ただこのことに気づいている人は本当に少ないのです。
どうか力を抜いてください。
そうすればだいたい上手にいきます。
こんなことを言っている私自身も、まだまだ修業中です。
力を抜いて欲をかかない事が気の施療に一番大切なことです。