当院に来院している方で、いつも元気な方がいます。
からだから察すると、相当不調を抱えているはずなのに
不調を感じさせない明るさなのです。
「どうしてあなたはそんなに元気でニコニコしていられるの?」と心底そう思ったので質問したら
「えっ、つまらなそうにしていてほしいですか?」と・・・
そう言われた時、目からうろこが落ちた感じでした。
自分の感情よりも相手を想うことが大切だということを知らされました。
そこでもう一つ質問をしてみました。
「悩みはないんですか?」と
「無い訳がないじゃないですか」
いい歳をしてこんなことを聞いた自分が恥ずかしかったんですが・・・
そこで思ったのが、同じ人間だけれど自分に重きを置くのか、そうでないのか
そのちょっとしたことで、周りを幸せに(明るく)も、不幸(暗く)にもしてしまうということ・・・
こういう人もいるということを知らされた一日でした。
自分で「心」をコントロールするということは至難のワザだと思います。
皆それができたなら、こんなに多く「心の病」にはならないでしょうね。
ただちょっとだけ「相手に気を使う」ということを心掛けたら
必ずいい方向に物事は進むと思いますね。