人間の身体は柔軟ですので、多少左右の使い方が異なっていても
それが身体の歪みにつながることはありませんが、
それによって左右の筋肉に発達差ができてしまったり、疲労の蓄積や運動不足
逆に鍛えすぎなどによって全身が硬く、柔軟性が失われているような時は
その身体の左右差が、そのまま身体の歪みとして固定化し、蓄積していきます。
歪みが蓄積するにしたがって、身体は歪んだ身体を支えるために緊張し、硬くなっていきます。
ギックリ腰はその身体の歪みが「これ以上歪めない」という限界まで達している時に起こります。
ギックリ腰になるきっかけは「物を拾おうとしたら」とか「振り向いた瞬間に」など
人それぞれですが、きっかけになった動作自体に問題があったわけではないのです。
それまでに、身体を歪ませるような身体の使い方をしていて
その歪みや緊張が限界まで達していることに問題があるのです。