いつも来院されている親子三人の方、娘さんに「先生には後継者っているんですか」と聞かれました。
「なぜ」と聞いてみたところ「私達三人は、もし先生がいなくなったらどうしよう」と
いつも話しているそうです。
本当にありがたい言葉です。
でも少し寂しい気持ちもあります。
何年後かには私もこの仕事ができなくなるとは思っていますが、
生きている限りは、一生懸命頑張ろうと思っています。
私は後継者を育てたいと思ったことは一度もありません。
なぜかと言いますと、人はそれぞれ育った環境や生活が違いますし、性格もあります。
私がいくら後継者を育てても、必ず私と比較されます。
あの先生はこういうことをしてくれた、あれもしてくれたなどと比較されたらかわいそうです。
ですから、後継者を育てようとは思っていません。