老化は背中から・・・

私は人の歩いている姿を観察します。
決して変な目で見ている訳ではありません。
何を見ているかと言いますと
若い人と年輩の方の違いです。
整体をしていても、若い人のからだの変化は早いですが
年輩の方のからだの変化はゆっくりです。
また、後ろ姿だけでも若いか年輩の方か判別ができます。
それはどこが違うか・・・・
若い人と年輩の方の違いはいくつかあります。
その中で一番大きな違いは肩甲骨の動きです。
若い人の肩甲骨が大きく動いているのに対して
年輩の方の肩甲骨は動いていません。
というよりも固まっていると言ったほうがいいかも・・・
肩甲骨が固まると、腕と脚の動きが小さくなります。
だから速く歩けません。
朝起きた時、からだのあちこちが痛いのも、肩甲骨が固まっているのが原因です。
そうなると猫背になってしまうので、老けた感じが強調されます。
じゃあどうしたらいいのか・・・
左右の肩甲骨の間にある菱形筋を動かすのが効果的です。
残念ながら年齢とともに菱形筋を使わなくなるので、弱ってきます。
菱形筋が弱くなると、肩甲骨を背中の中心に引き寄せられなくなり
どんどん猫背が強くなりますので、菱形筋を使うようにすれば
姿勢が良くなり、見た目も若くなります。
やり方は簡単
菱形筋を意識して肩甲骨を背骨に思い切り寄せてください。
(この時、腕は動かさないように)
回数は多いほど効果的ですが、あんまり無理せず
できる範囲でやってみてくださいね。