一日中同じ側でカバンを持ち歩いているとか、美容師、理容師、整体師、などの職業の方で、片側の腕だけ使いすぎている方、いませんか?
腕の偏った使い方をしていると、頭や身体が歪み始め、毎日の繰り返しで身体の歪みが慢性化します。
顎関節症、開口困難症、フェイスラインの歪みなどは顎の関節自体に問題がある場合は少ないのです。
口を大きく開けると、開けやすい側と開けにくい側とがありますが、口の開け閉めする顎についている筋肉に左右さがある為で、それは、上腕二頭筋のコリや硬結、捻れが関係していることもあります。
上腕二頭筋とは「力こぶ筋肉」です。
硬結は局地的な筋肉の凝りです。上腕二頭筋を緩めると口の開口がスムーズになります。

当院に来院された美容師さんもこのような状態でした。
口の開閉ができなくなり、整形や歯科に行っても良くならないとのことで、来院されましたが、いろんなところを良く観察していっても原因がわからず困ったところで、患者さんの職業を思い出しました。
右腕にふれてみると肘から上腕二頭筋の硬結がひどく、そこを緩めてあげることで改善しました。
顎だけを見ていても問題は解決しなかったでしょう。
「木を見て、森を見ず」の考えで施術しなければいけませんね。