60代半ばの女性、当院のブログとホームページを見ての来院でした。
50代のころから何とも言えない不調(人に話しても誰もわかってくれない)が続き、
日常生活にも支障が出ている状態で、何とかなりませんかという相談でした。
あちこちの病院に行ってみても全然改善せず、今は心療内科で治療を受けているそうで、
当然うつの薬を飲んでいるとのことでした。
最近特に気になっているのは「頭の拍動」と「お腹の拍動」
これもMRIで検査を受けたが異常なしと言われたそうです。
それでも動脈瘤が心配で気持ちが悪くてと・・・
まず体を観察してみました。体のあちこちが歪んでいましたが、
その中で、この方を不調にしている大きな問題が4つありました。
①尾骨の歪み
小学生のころ尾骨を骨折し、病院に通っていたそうです。
この尾骨の歪みは精神的不調を招きます。
②頸椎1・2番の歪み
頚椎の歪みはすごいものがありました。これ以上歪まないようにと首がビックリするほど硬くなっていました。
③頭蓋骨の歪み
前頭骨と側頭骨の歪みはビックリするほど
④肋骨と横隔膜の硬結
これが原因で、内臓が異常なくらい下垂、そのためお腹に少し触れただけで拍動が感じられ、
まるでお腹の中に心臓が7~8個あるようでした。
施術は、一度に全部直そうとすると、この方の「心と体」がついてこれなくなる可能性があるので、
今回は「尾骨調整」と「頸椎調整」で終了しました。
いろいろ話をしていく中で、初めて不調の原因がわかり
「直してもらえる先生にやっと会えた」と言っていただきました。
7~8回来院してくれれば必ず良くなることを伝え終了しました。