いろいろな整体院のホームページを見ると、骨盤矯正が大切だという記事を目にしますし
女性は特に骨盤矯正に興味を持っています。
しかし、「骨盤矯正だけで正常な骨格になるんですか~」と私は言いたいのです。
姿勢の悪い人は、腰痛、膝痛、首の痛み、О脚、股関節の痛み、
頭痛、肩こりなどの症状で苦しんでいる方が多く、
仰向けで寝てもらうと、太ももが床につきません。骨盤が傾いている訳です。
なので重心が中心にない方は、立っている時に背中を丸め、顎を突き出し、膝が微妙に曲がっている状態です。
座っている時は当然骨盤が土台、でも立っている時は足が土台となります。
土台が傾いた状態でいくら骨盤を調整しても、意味がないですよね。
左右どちらかの肩が下がり、脚の長さが左右で違い、骨盤が捻じれた状態で、
立ったり歩いたり仕事をしたりしているのです。当然疲れますよね。背筋を伸ばせないんですから。
正常な骨格で1キロ歩くのと、歪んだ骨格で同じように1キロ歩くのと、どっちが疲れるか理解できると思います。
骨格は本来左右対称であり、正常な骨格で可動制限のない動きが可能になるのです。
いつまでも若く、キチンとした姿勢で立つためには、足裏と足指に意識をもつことです。
(私はいつもぞうりを履いています)
姿勢の悪い人は、重心が真ん中ではないので、踵や足裏の小指側で立っています。
その結果、足首が硬くなり固定されて斜めになり、不安定な状態になります。
姿勢の良い人は、しっかり足裏全体に体重がのります。
当院では骨盤や足の骨も調整し、まっすぐに立てるように重心調整はしておりますが、
ただ一つ私が修正できないのは、その人の「長年の癖」なんです。
この癖を改善するために、ぞうりか足半(あしなか)を履くことをおすすめしています。