皆さんは身体の歪みといえば、まず骨盤と思っていませんか。
もちろん骨盤の歪みはキチンと直さなければなりませんが・・・
人間は二本の足でバランスをとりながら歩いているわけで、土台は足であると私は考えています。
(私は足の骨を土台骨とよんでいます)
足の骨の変位で不調がでている多くの方を見てきました。
殆どの方の足をみると踵が内側に入り、小指側に重心をおいており、親指に体重がのっていません。
身体の中心は頭から背骨を通り、仙骨から両足へ、その時に重心が外側であれば、身体の外側を通り
小指側へ体重がのってしまい、それが膝が開いてしまう大きな原因になってしまいます。
内側にしっかりと重心がのれば、親指のほうへ力がはいり、安定した歩行となります。
小指側に重心がのることにより、足首の痛みが出たり、動きが悪くなったり、
膝や股関節に影響を与えることになるのです。
もしも外反母趾で、親指の骨が内側に曲がってしまっていたら、
親指を使わず残り4本の指だけでバランスをとりながら立っていることに・・・
きっとふらふらして安定しないのです。それくらい足って重要なんですよ。

当院では足の状態を正常な位置にもどし、しっかりと立つことができるように調整しています。
いつも思うことは、骨格を本来の位置に正すことは可能です。
しかし本人が同じ身体の使い方を繰り返せば、また戻ってしまいます。
何十年も使って来た身体、習慣や歩き方など本人にも努力していただかなければ同じ結果になります。
踵の減った靴を長く履いてはいけません。