皆さんこのような病気ご存知ですか。
膀胱・子宮・直腸といった骨盤臓器が膣の入口から飛び出す状態をさします。
骨盤では筋肉(肛門挙筋)や筋膜などで、膀胱・子宮・直腸を支えていますが、
おもに妊娠・出産で肛門挙筋・筋膜・神経などが損傷を受けると、骨盤臓器の支持機能が破綻して
膣の入口から骨盤臓器が落ちやすくなります。
肥満・便秘・内臓下垂なども助長原因と西洋医学では言われていますが
整体をやっている私からみると、次のような原因と思われます。
骨盤の歪み
骨盤底筋群の衰え
内臓下垂
腸腰筋の硬結
ソケイ部と内転筋の硬結
膀胱が落ちれば「膀胱瘤」子宮が落ちれば「子宮脱」直腸が落ちれば「直腸瘤」と呼び
一つの臓器だけ落ちてくることもあれば、複数の臓器が落ちてくることもあります。
症状としては、初期には膣からピンポン玉のようなものが出てきます。
それが徐々に大きくなって出血や排尿困難、排便困難といったような症状を伴うようになってきます。
日常生活にも相当影響が出てきてしまいます。膀胱や直腸が出てくるとトイレが近い、尿がしづらい
排尿してもスッキリしない、尿漏れをしてしまう、便秘などの症状もでてきます。
ひどくなると、激痛で歩くこともままならなくなります。そのくらい大変な病気です。
当院にはこのような骨盤臓器脱で訪れる方が、年に2・3人いらっしゃいます。
実は先日も、この症状で苦しんでいる方が来院しました。
明日詳しく述べてみます。