ぎっくり腰の症状で女性(50歳)が来院されました。

一度目の施術でだいぶ良くなって喜んで帰られましたが、3日後、右腰に痛みが残っているので再来院されました。早速観察してみると、腰椎に変位がありその周辺が固まっています。その他に頚椎にも変位があり、腰椎と頚椎で引っ張り合いている症状でしたので調整しました。

骨格的には問題がなくなったことを確認し、足を曲げて延ばしてもらったところ、右足を曲げた時「左の腰が痛い」とのこと。再調整しても、まだ左腰に痛みが残りました。

なぜでしょう?

骨格的には整っているのに原因は何でしょうか。

悩んで思いつたのは…「筋肉」。

筋肉を観察してみると、左上腕三頭筋に捻れが残っていました。この部分を調整してみると「痛みが取れました」とおっしゃいましたので一安心しました。

骨格系、筋肉系、どちらか一方を調節してもうまくいかないこともあります。それぞれの診方と関連を知ることが大切だと、改めて思いました。