脳からすべての臓器への指令は、第1頚椎を必ず通って下へとおりていきます。
したがって、神経のつまりが背骨のどこにあるかをいろいろ探さなくても
第1頚椎の神経の流れを良くすれば、その下にある全ての神経に良い影響を与えられるのです。
第1頚椎は「神経の元締め」の役割を担っています。
背骨の中には神経の長い棒状の束である脊椎が通っています。
脊髄は全部で31個の節に分かれていて、それぞれの節から左右に向かって脊髄神経が出ています。
この脊髄神経が内臓や筋肉や血管といった60兆個の細胞からなる全ての組織に
脳からの指令を伝えています。
例えば、不整脈の方や肝臓に問題がある方は、胸椎3~5番の神経のつまりを取ることで改善します。
また、胸椎7~8番のつまりが取れると膵臓が活発になるし、
胸椎11~12番のつまりは腎臓と関係しているので、ここのつまりを取ると腎機能が活性化されます。
したがって背骨のそれぞれの神経のつまりを見つけて、それを取るのが私の仕事ですが、
こうした施術(技術)は非常に精妙ですから難しいのですが、
最近は神経の最も上の部分(第1頚椎)で流れを改善させることにより、
全身の神経を活性化させることができるようになりました。
また第1頚椎は脳に近く、脊髄だけでなく脳幹も通っています。
脳幹は基本的な生命現象の中枢となっている部分で、
間脳・中脳・橋・延髄からなり、延髄は脊髄につながっています。
私は17年目でやっと第1頚椎の施術ができるようになりましたので、
多くの方の不調の改善が出来るように頑張っていきたいと思っています。