前回説明したように、結合組織を意識した時に一番大事なのは「首」です。

現代人の多くは、首の凝りの発現によって交感神経が異常に興奮しています。ですから、首の周りの細胞と細胞を結ぶ結合組織のゲル化したものを流動性を持った組織に変化させてあげることで、あっさりと筋肉も靭帯も骨格まで修復してくれます。
首の前面部の組織が縮んで硬くなっていますので、そこをストレッチした状態で手のへらを当ててください。

手は本当に万能に近いエネルギーを放射します。大体の方が下を向いて仕事をしていますので、首の後面は伸びきって硬くなっています。
後面は天井に顔を向け、首の後面を縮ませて緩めた状態にして、すぼめた五本の指先を当て「気」を当ててください。

首の手当ての仕方

すぼめた五本の指先で手の平を一箇所2分間当てる。
内臓が活発に動き出し、クルクル、キュルキュルとお腹が鳴れば成功です。

「気」を当てると・・・

  • 手当てをしている箇所から、不快なエネルギーが出ることがあります。
    • 針を刺すような痛みを感じたり、カミソリで切られているような痛み、キリで刺されたような痛み、ひどいだるさを感じることがあります。
  • 悪感覚だけでなく、素晴らしさを感じることもあります。
    • 頸部や胸部から水の流れ音が聞こえたり、あまりの気持ちよさに手を離したくなくなったりします。