猫背は悪い姿勢の象徴

【猫背の特徴】
うつむいていることが長く続くと猫背の癖がつきます
頭部が上半身の真上にのっておらず、前に位置します。
この状態だと歩く時に正面が見えにくいので、顎を突き出して目線を上げようとします。
そのために多少受け口(下顎が前方に突き出た状態)の傾向の方が多く見られます。

本当は顎を引くことで頭部が上半身の真上に乗っていないといけないのですが、
その意識より、うつむく動作の方が勝ってしまうと目線を上に向けることで
結果、顎が突き出る姿勢をとってしまうのです。
この姿勢は楽なので無意識にやってしまうものですが、
身体には決して良くない姿勢であることは言うまでもありません。

猫背になると頭部と上半身をつなぐ首の骨(頸椎)にも癖がつきます
頭部が前に出ると頸椎もつられて前方に移動し、
特に上部頸椎(頸椎1・2番)に影響が出ます。
猫背の方は目線を上げるために顎を突き出しますが、
そのため頸椎の前側は開き、後ろ側は狭くなるので、
その周囲筋である後頭部下筋群が詰って硬くなります。
その結果 慢性的に首の後ろが凝ることになるのです。