猫背になっている方は、上腕骨が内側に捻じれている場合が多く、
上腕骨についている上腕二頭筋・上腕三頭筋も捻じれています。
これらの捻じれによって血流が悪くなり、
手のシビレや冷えの原因となります。

猫背の姿勢は上半身の前側(胸)が狭くなり常に圧迫を受けている状態になります。
胸の真ん中の胸骨には横方向に肋骨がついていて、胸が狭くなることにより
肋骨の動きが制限を受けます。
そのため呼吸が浅くなり副交感神経が劣勢になるので〖心〗への影響も懸念されます。

胸骨と肋骨の内側には心臓・肺・気管・食道などがあるため
猫背の姿勢になることによって心肺機能が低下してきます。
これを改善するには肩甲骨を背中の中央に寄せることで胸が開き、
深く呼吸できるようになります。

肩甲骨の動き幅は腕を上げたりする動きに直接影響します。
通常腕を真上に上げた時は、耳につきますがこれは肩甲骨の動きなしでは不可能です。
肩甲骨を背中の中央に寄せるためには、肩を後ろに引くエクササイズはとても重要です。

整体も有効ですが、悪い姿勢になってしまうことで元に戻りやすく
本人の努力なしでは改善することができません。