60代の女性「指が痛くて」と言う訴えでの来院でした。
指や腕を診たところ、親指・人差し指・中指それに腕橈骨筋まで腫れていて、
とても痛々しい感じでした。特に親指と人差し指は少しでも動かすと激痛でとても辛そうです。
一年近く整形外科に通院していたそうですが、さっぱり良くならず、最近は手術をすすめられ怖くなって
友人に相談し紹介されて当院へ

【観察】
●腕が内側に捻じれていて腕橈骨筋の異常硬結
●橈骨の下垂（手首方向に大幅にズレている）
●手根骨（手首の7個の骨）の歪み
●肘関節の歪み

【施術】
橈骨の下がり調整→腕の捻じれをとる操法→腕橈骨筋の弛緩→肘関節の歪み調整
→手根骨の歪みの修正→親指の調整

施術後に「どうですか」と聞いたところ「腕や手がボ～としていてよくわからない」
と言って帰られました。次の日電話で「腫れはひき、あとは痛みが少しあるくらい」と言うことだったので、
もう一回施術すると殆ど良くなると話し、すぐに次回の予約をしていただきました。

手根管症候群とは、腕から手に通っている正中神経が手首にある手根管という狭いトンネルを通る構造になっており、
この部分で神経が圧迫されやすく、腱鞘炎などで正中神経が損なわれて神経麻痺をおこす症状です。