仰向けに寝ていると尾骨が当たるので、長い間仰向けに寝ていられない方が、最近多く見られます。

尾骨の変異により、得体の知れない調子の悪さを訴える方もいます。(更年期症状に似た辛さ、頭痛、めまい、耳鳴り、精神的不調など)

このような症状訴える方の原因は「古傷」。尻餅をついた、机の角にお尻を打ってしまった、スキーやスノーボードで転んだ…など古い記憶をたどってもらうとようやく思い出します。年とともに症状が出てくるのです。

尾骨の位置が悪いと、仙骨まで影響が出て歪みの連鎖が全身に波及します。尾骨の歪みは様々。中に入り込んでいる、斜めに歪んでいる、捻れているなど、本当に驚きます。

尾骨の位置異常は、イライラ、不眠、記憶力低下、集中力低下、日常生活に相当の影響が及びます。特に、仙骨と尾骨のつなぎ目である仙尾関節は、頭と首のつなぎ目、または腰の背骨と仙骨のつなぎ目と相関しています。これを考えるととても重要なことがわかります。

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