月3~4回も病院で通院しているという方が来院されます。

医師の診察を受けているが、どこも悪いところが見つからないのが気になり、インターネットで医療関係のサイトをあちこち見て、自分の不調の症状が当てはまらないかと調べているそうです。

初めは背中が痛い、足が痺れて痛い、頭が痛い…などの症状で、長く続くとこれは何か悪い病気ではないかと不安になり、病院検査を受けたりしますが、結果は「異常なし」。そのうちにだんだん別の症状が出てきたりすると、ますます不安になり、友人や家族に相談し、病院がだめなら整体に行ってみたらとアドバイスされ、来院される方がいます。

このような方は正直大変です!

カウンセリングで症状を聞くと、数え切れない不調を訴えます。からだの痛みや痺れに不調の根拠があれば整体施術で解決できまあうが、不安によって生まれる症状はいくら整体をしたところで解決しません。それどころかからだにとって必要のない施術を受け、かえって悪くなるということもあります。

 

私は、カウンセリングでこのような方とわかりますと「あなたの様な問題を解決することはできません。」とはっきり言います。

 

思い込み

実際には存在していない痛みや痺れ、不調を自分の脳で作り上げてしまうことは珍しくありません。不安が不調を作り上げているということは多々あります。ですから、患者さんが脳で作り上げた痛みや痺れ、不調は実際には存在しないので、私にも当然わかりません。

こに思い込みや不安が作り出した不調を患者さんにわかっていただくために、きちんと説明しますが、納得していただけないと症状が残ったままになります。正しい情報、間違っている情報も全て隠さずに言っていただかないと、解決はできません。