①と②では反り腰でポッコリお腹やお尻が大きくなることを述べてきましたが
ここからは反り腰で辛い症状が出て悩んでいる方の話をしたいと思います。
(私の経験値ですので、必ずしもこうだという訳ではありません)
◎ 生理痛がひどい
痛み止めや鎮痛剤を飲んでも改善しないと言う方が良く来院されます。
骨盤や恥骨などを調整しても改善しないほとんどの方がすごい反り腰です。
反り腰になりますと子宮や卵巣が背中側に寄っています。
生理が始まると骨盤が開いて経血を出すのですが
その開く時にお腹の中の腸腰筋などが硬くなっていると、それが引っ張られて痛くなります。
中にはお腹の中がナイフでえぐられている感じがするとおっしゃる方もいます。
◎ なかなか妊娠しない
妊活で来院された方のからだに触れてみると、ほとんどの方がこの反り腰です。
不妊施術はこの反り腰を直すことからスタートしていますが
同時に後頭部の硬さを取り除くこともセットでやってあげることが必須です。
なぜ反り腰の改善と後頭部を柔らかくしてあげなければならないかと言いますと
妊娠に必要なホルモンは脳下垂体視床下部から命令されるホルモンと
卵巣からでる卵巣ホルモンです。
後頭部が硬いとそのホルモンの命令がうまくいかなくなりますし
反り腰(子宮と卵巣が背中側に寄っている状態)ですと
そのホルモン分泌がうまくいかず、循環も悪くなってしまいます。
卵胞(良い卵子)を作る時に必要な卵巣ホルモンも
反り腰になっていますと循環がうまくいかず成長に影響を与えてしまいます。