4年前45歳で自然妊娠された患者さんがいました。彼女は人工授精、体外受精などを何度も繰り返しましたが、なかなか妊娠できず当院へいらっしゃいました。

当院に通い始めて2年、めでたく妊娠できましたが、妊娠中もお腹が痛くなったり張ったりして、流産の心配があり、自宅に訪問して毎日施術していましたが、10周目に流産してしまいました。

本当に悲しくて辛かったです。

なぜ流産を防ぐことができなかったのか、自分の力無さを痛切に感じさせらせました。彼女の辛さを思うと、今でも辛いものがこみあげてきます。

あれから4年、なぜ流産したのか原因が分かりました。その原因は、内臓下垂による子宮の歪みです。当時は内臓下垂を重要視した施術をあまりしていませんでしたし、各臓器の下垂を調整する術も知らずに施術をしていました。

現在は、内臓治療も内臓下垂の調整もできるようになり、内臓下垂が原因の不妊、流産も防止できるようになりました。

あとひとつ、彼女の流産の原因として”骨盤の傾き”がありました。骨盤が傾き子宮が後屈し、お腹が張って赤ちゃんに栄養が行き届かなかったのかとも思います。この骨盤の傾きもなかなかのクセ者で、しっかり修正するよう心がけています。

最近、内臓下垂、骨盤の傾きの方が増えています。車中心の生活により歩かないこと、その他の生活習慣によるものでしょうか…

お悩みの方は、早めにご相談ください。