私たち日本人はほんとうに薬が大好きです。
病院で薬をもらったり、ドラッグストアなどに行って薬を購入し
飲む・塗る・貼る人たちが大勢います。
とにかく薬を飲んでおけば大丈夫、何かあったらすぐ薬、何はなくともまずは薬
薬のおかげで良くなった、薬ってすごい、具合が悪かったらあなたもこの薬を飲んでみなさいよ
まずは一回試しに飲んでみたらと勧める方もいます。
私自身もたまには飲みますし、薬を飲むななどとは言いません。
時と場合によっては必要ですが、薬を効かせたいなら
私はなるべく使わない方がいいと思っています。
私達人間や生物は環境に適応しようとします。
なぜならそうしないと生きていけないからです。
最悪の場合死んでしまうからです。
環境の変化に適応できない生物は滅んでしまいます。
人間という生物も同じです。
ところがこの「環境適応力」というあなたの生命を維持するうえで大切な働きが
結果的に逆効果を生んでしまうことがあります。
そのひとつが薬を使用する場合です。
薬がだんだん効かなくなってきた、
病院で処方される薬の量がだんだん増えていった、という話を聞いたりすることがあります。
あなた自身もそういう経験をしたことがありませんか?
薬がだんだん効かなくなってくるのは人体が生命を維持し守るために
環境適応力を発揮し、適応しているから起こる現象です。
「適応する」とは「刺激に慣れる」ということです。
人間は刺激に慣れます。
生きるためにこの人体の対応は生物として生存するために「本能」に組み込まれているので
決して逃れる事はできません。
それから薬を使うことによる弊害(副作用など)もあり
自分で自分を治す力弱くなることがあげられます。
薬という他の物に頼ることで自分の回復力を発揮させる必要がなくなり
結果的にその能力が鈍って衰え弱くなってしまいます。
薬に頼れば頼るほど自分の回復力は弱くなり、ますます薬が必要となります。
体が薬に慣れる→効かなくなる→量を増やす→またそれに慣れる→効かなくなる
こうなってしまうとエンドレスです。
薬を効かせたいなら、むやみやたらに使わない事です。
特に自律神経のバランスを崩している方は薬に要注意ですよ。